厚生労働省より、第51回平成29年度の「卓越した技能者(現代の名工)」を受賞しました。

現代の名工 受賞のお知らせ
この度、厚生労働省が実施する第51回平成29年度の「卓越した技能者(現代の名工)」という栄誉ある賞を頂きました。

授賞式 謝辞
本日は、厚生労働大臣をはじめ各界ご来賓の皆様のご臨席を仰ぎ、現代の名工という誠にありがたい賞を受賞致すにあたり一言御礼を申し上げる次第に存じます。

「分け登る麓の道は多けれど同じ高嶺の月を見るかな」
これは、一休和尚の詠まれた歌であります。
古来日本人は偉大な先人の辿り着いた境地すなわち高嶺の月に少しでも近づこうと、日々努力を重ねてきたものでございます。
世界でも類まれな千年をゆうに超える長きに渡り、また花鳥風月・山紫水明美しく豊かな国土と相まって独自の伝統文化を昇華せしめて参りました。

この国に生まれ、この道に入りまして30年を過ぎ、まだまだ道半ばとは存じますが、
おぼろげながらもその高嶺の月というものの存在がやっと認識できるようになってきたのではないかと思います。

今回、このような立派な賞を頂くと言うことは、その歩んできた道が間違いではなかったと思える実に心晴れる一日であります。
この上はそれぞれの分野で益々精進いたし、技能を研鑽し、その高嶺の月へと続く山道を一歩一歩あゆんでいこうと思います。

誠に僭越ながら、受賞致しました諸先輩方を代表致しまして御礼の言葉を申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。

平成29年11月6日
三代 浜作 森川 裕之

本日、11月6日東京にて開催された授賞式で諸先輩方を代表し、謝辞を述べさせていただきました。